全宗教を科学的に観察すると。

全宗教の共通点を見つけたい。

私は少年時代から、縁のある宗教すべてに興味を持ちました。だから無神論者ではないのです。自分にピタリ合うものがあれば、熱心な信者になるはずでした。しかし、父親は浄土宗、母方は浄土真宗、「悪人正機論」で対立がある。どちらにつけばよいのか。そのうち、キリスト教を知り、聖書を読みました。影響は大きくて、一時はキリスト教徒になりたいと思いました。しかしやがて、世界史の勉強が始まり、宗教改革、宗教戦争、宗教裁判、プロテスタントの出現と、知識が集積されます。そうすると、どちらについてよいのか分からなくなります。他の大宗教も知り始めると、「暗殺」という言葉の語源が宗教に絡んでいることを知り、「宗教もやるではないか」と思うようになりました。すると、善悪を超えて、すべてに共通するものは何か、こう考え始めました。私の趣味は名所旧跡巡り、特に、寺院、神殿、教会、修道院に興味があリ、神様仏様の由来を神主さん、お坊さんに聞く。西洋では、教会の司祭さんに聞く。スペインの教会で女性修道士に聞いたところ、気に入られて、「誰にも見せていないマリア堂へ案内する」と言われ,腕組みして連れていかれた。

初歩的な共通点はマントラ・ヨーガである。

ヨーガのある形を作って、マントラを唱える、これを一般的にマントラ・ヨーガという。マントラとは、唱えるのもという意味、ヨーガは心を体に「つなぐ」という意味、立つのも、座るのも、しっかりとしたものであるならば、「ヨーガ」になる。例えば、正座はヴァジュラ・アーサナというヨーガの重要な座り方、これで何かを唱えると、マントラ・ヨーガになる。そうすると、正座で南無阿弥陀仏と唱えても、オンアウラビンケンと唱えても、教義は違うが、共通項としては「マントラ・ヨーガ」になる。これを広く世界に拡大しても同じことになる。発生する言葉には、「あ、お、う」が多い。例えば、アーメン、サンタマリア、アラー・アクバル、南無阿弥陀仏、(ナンマイダ、なまんだ)、南無妙法蓮華経など、つまり口を大きく開けて発声すればそうなるというものである。そこにある種の効果があった。この効果が、新型コロナの感染拡大にとって、好都合になったという、なんとも言えない状態を作り出した。私は早くから、教会の祈りが危ないと書いていたのだが、誰の目にも止まらなかったようである。ともあれ、コロナさえいなければ、マントラ・ヨーガは、宗教行事に欠かせない、必須の条件でした。全宗教の普遍的性格です。

教祖の共通点はハタ・ヨーガである。

「ハタ・ヨーガ」の道術で「霊力」を得る。そのように「ヨーガ根本教典」に書いてある。少なくとも、お釈迦様はそうであった。キリストについては分からないが、荒れ野で修業したということは書かれている。西洋人の中には「キリスト・ヨーガ」という言葉を言い出した人もいる。釈迦死後500年たって、大乗仏教が成立すると、ゼウスの子ヘラクレス(エルキュール、エラクレス、ハキュリーズ)が、釈迦の一番弟子になって、「仁王」となる。その構えは、ハタ・ヨーガと武術の一体化を表している。何か、こういう修行をしなければ、大宗教を後世に残すような超人的能力を持つことはできない。これが密教の修行で、それは秘密に包まれていたが、約40年前から、密教の公開が世界的に進んできた。宗教の普遍的性格は、密教の修行であった。

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