下手な歌を聞くと脳みそが腐る

ある地域で、下手な歌を歌うと「味噌が腐る」からやめておけといいます。この反対として、キノコや乳牛を育てる人が、「モーツアルトの音楽を聞かせると、良くなる」といいます。これが健康長寿に関係がありそうです。何が問題なのか。実は、健康長寿の条件の一つに、頭脳を衰えさせてはいけないいう問題があります。ところが、前回紹介した海馬という記憶をつかさどる器官が、ストレスに弱いという性格があり、この作用を受けると、脳の萎縮、記憶力の減退が進むことになります。これでは、いくら体を鍛えてもだめです。
「ストレスは大丈夫。自分は心の整理がうまいから」。これも一理あります。しかし、ある種の音を繰り返し聞かされると、そのヘルツ数、振動数が直接作用して、海馬に影響を与えるという危険、これが最近指摘されています。
その音は「デビルトーン」といわれています。まさに悪魔の音です。子供の泣き声、危険、救難、警告を伝える音にも含まれているようです。440ヘルツといわれます。ドレミファでいえば低音の「ソ」、Gだといいます。この音から2,3,4,5、違えただけでも、効果が違ってくるという話で、いろいろな工夫が行われています。
しかし今、その解決を待っているわけにはいきません。手探りで進むしかありません。まず、ピアノの調律は、「さぼらずにする」。「弦が緩むと、この音にちかづずく」。「低音のシ、ここまでは安全だろうが、それから下はほどほどにしておこう」というものです。この条件に合うもの、それはクラシック音楽ではないか、「だからモーツアルトの音楽が」といわれるのではないか。
もう一つ、老人になると、音が低くなる。これをどうするかです。だから歌うとき、客観的な旋律に合わせることが重要で、自分の思い込みで歌うと「下がって」来ます。そうすると、自分で「デビルトー」を出して聞かせることになります。
次に、耳から影響を受けると思っていますが、耳で聞かなくても、体の細胞が振動で影響を受けているといわれることに、注意してください。嫌な音に耳栓をするのはよいことですが、それで完ぺきというものではないようです。
こんなことを考えて、私は、低い音階で作られた曲を、少し上げて、安全な範囲で歌うことにしています。ただし、上手な歌手の低音がどうこうというつもりはありません。そこは問題なく歌っておられるようです。危険は、素人の、「下手の横好き」です。これにお義理で手拍子をというのは、健康長寿には合わないようです。

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