年をとると、軟骨がすり減るという誤解。

年齢とともに、つまり年を取ると、軟骨がすり減るから、膝関節、股関節その他の関節が痛むようになるというのは、いたるところで主張され、だから、「これこれを飲まなければならない」といわれている。これをまともに信じている人は多い。
「本当にそうか?」と考えてみよう。私が昔膝関節に違和感を感じ、ある整形外科を受診した時、レントゲン写真を撮り、「わずかながら軟骨が減少している。これを治すには、このように膝の曲げ伸ばし体操を、30回、一日三回続けなさい。それで治る」と言われました。以来、まじめに膝体操を続けたところ、87歳の現在でも膝関節に異常はありません。つまり「年をとっても、軟骨はすり減っていないのです」。
ぎっくり腰、脊柱管狭窄症もまた同じようにいわれています。私の父がこれに苦しんできたのですが、その始まりが、私を抱こうとしてかがんだ時に発症したというので、私は大いに気にしてきたのです。父の時代は、静養第一の医学的意見でしたから、暇があれば寝ていました。
私はある時から、この絶対安静の思想に疑問を持ち、「むしろ、運動体操で立ち向かう」のが正しいのではないか」と思うようになりました。父の意見は「飛んだり、はねたりして、何を子供じみたことをしているのか、馬鹿め」というものでした。
今の私は、「全関節を動かし、そのことで軟骨の減少を防ぐ。そうすれば、年をとっても軟骨はすり減らない」と信じています。「すり減る」という言葉は正しくない。この言葉を使うと、「使わない」ほうが、すり減りと防止することになるから、運動をしない方が良いと意見になる。そうではなくて、使わないから、「廃用性委縮」で、軟骨が減少するのです。正しく使うことが重要なのです。今の私は、年は取っていいるが、軟骨はすり減っていません。正しくは、「運動、体操を適当にすると、年は取っても軟骨は減らない」、これが正確な意見になります。

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