第三十六条 不得貪勝 ふとくどんしょう

貪欲であれば、勝つことはできない。碁は一目勝てばよいのだから。こういわれたことはないですか。私はよく言われました。二目、三目勝ったのでは、勝った気がしない。十目、二十目勝って、相手が投了する、その醍醐味があるから碁を打っている。こういって、高段者からあきれられていたことを思い出す。しかしこれが間違いなのです。こういう気持ちで打つと、打ち過ぎになる。打ち過ぎると、それをとがめる方法があって、不利になる。テレビ解説で、司会者がもう一つ大きく開いてはどうでしょうかというと、そこまで行く人はこのトーナメントに出られませんと言いました。欲張りでは碁に勝てないということ。


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