第42条 棄子争先 きしそうせん

自分の石を捨ててでも、先手を取ることを争えという。これはほとんどのアマチュアが考えたことのないものであろう。だから、これをきっかけに、先手を取ることがいかに大切かをかみしめることにしたい。呉清源は先手を取ることの重要性を特に強調した。もちろん、すべて先手を取るなどとは、下手相手といえどもできることではない。ある条件の下では、後手を引いてでも重要な手を打ち、相手に先手を渡す時がある。しかし、つねにつばぜり合いのように、先手を取ろうと頭の中で争う、こういう意識が重要なのである。その意識を持つだけで上達する。後手を引くことが多いと、その碁は負けると思うべきである。逆に言うと、一手打つときに、「この手は後手になるかどうか。もしなるのならば、それに見合うだけの得をする手になるかどうかと考えて打つ。

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