声を出さねば肺炎にかかる

退職をすると、声を出す機会がなくなる。囲碁をはじめ多くの趣味娯楽は沈黙の中で行われる。ここで最も危険な状態になるのは男で、男は黙って、沈黙は金、風林火山など、とにかく男はしゃべるなと育てられてきた。家庭の中の会話は女性中心、相づちを打つだけだ。約十年前、囲碁高段者の先輩が突然肺炎で亡くなられた。元気に歩く人だった。一つ気になったのが、声が老人特有のかすれ声になっていたことであった。男の高齢者には多い。これが危険だと知った。声を出さないと、声帯が衰える。声帯は食道と気管支を分けるふたのようなもの、これがうまくいかないと、つば、食べ物飲み物が肺の方向に入る。口の中には、肺炎球菌、カンジダ・カビがいるときがある。免疫細胞がやっつけてくれると思うのは思い込みで、この二つは手に負えないのである。つまり入れたら万事休すである。こうなると、声を出して、声帯を正常に維持しておかなければならない。
では何をするか。これが難しい。新聞、書物の朗読、歌を歌う、詩吟その他の伝統芸能、笑いヨガ、お話し会に集積その他いろいろあるでしょう。まあいろいろやってみて、失敗してもその間声を出したということで成果ありとみるのが良い。なにをしろとはとても言える問題ではありません。私は十年くらい歌を歌っています。

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