腹を引き、腰を出す。

腹と腰の部分が高齢者にとって最も完成しにくいものである。結論をいうと、腹を引っ込めて、腰を出すことでまっすぐに立つことができるが、これが言うは易く行いは難いものの代表である。まずほぼ全員が腹を出して腰を引くことになる。これもまた、柱を背にして真っすぐに立ち、その感触を確かめて、体が慣れるようにしなければならない。あるいはだれかしかるべき先生に診てもらう必要がある。実際こういうことは独習が困難な部分で会って、どんなに優秀な人でも、師を持っていて、師に診ていてもらはなければならなかった。そういう意味で、釈迦でも弘法大師でも師を持っていたのである。たとえ師のほうが能力的に劣っていたとしてもである。囲碁の世界に「おか目八目」という言葉が和えう。これである。
この意味では、私は師を持たなかった。それを補うものとして、ダンス、空手、合気道、居合その他の分野で先生の助言を吸収して、「万人を師として」会得してきた。その結果、あるダンスの先生から「いうことなし」というお墨付きを得た。みなさんもぜひこれを会得してください。さもないといずれ腰の病気にかかり歩けなくなります。

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