座り方で足腰の健康を、あぐら系。

正座系の反対は「あぐら」系になる。あぐらを胡坐と書くのは、古代中国で西からやってきた͡胡人がこういう座り方をしたのでこの名がついた。現在この原型を見ることのできるのは、ニュースで、中近東の人たちの座っているのを見るときに、ああそうかとなる。日本人よりは、膝が床に向かって落ちている。テレビならば武士を演じる俳優の座り方に似ている。ふつうは膝が上がる。それを少し抑えて、股が広がるように努力する。
次に片足を反対の膝に乗せる。乗せたほうの膝が浮く。これを少しづつおして水平に近づける。左右交互にする。これの行き着く模範は、弥勒菩薩半伽思惟像であり、東南アジアの仏像になる。だからできれば大したものだと思えばよい。これから先はしなくてもよいが、もう一つの足を挙げると、日本の仏像の座り方になり、一段と腰の周りが柔軟になる。すると、このあたりから湧き上がるような生命力が感じられるようになる。これを結跏趺坐、パドマ・アーサナ、蓮華座などという。菊川という女優がこれを簡単にしたのを見て驚き、さすがはと感心した。
片足を挙げて、それを滑らせてかかととかかとを重ねる。これもなかなかのものであるが、日本ではあまり知られていない。シッダ・アーサナというが、達人座ともいう。その足裏を合わせると、ご存じお雛様座りとなり、古代中世日本の、貴人の座り方になる。もしこれで前傾姿勢をとり、顔が足裏につくならば、頭面節足礼となり、聖徳太子の三経ぎしょうの経典に書かれているものになる。なかなか由緒ある、ありがたい座り方だと思えばよい。このようにそれぞれ意義を感じ、意識を持った励むと精神的にも効果が出てくる。 

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