六段に8子置かせて勝つ。

2017年12月3日またもや信じられないことが起こりました。私の碁仇相手に8目置かせて、2勝1敗で帰ってきました。この人、15年前はお互い4段で、互先で打っていました。今年の3月ころは、2子から3子置かせていました。彼が6段私が8段とだれもが思っていました。
夏を過ぎたころから、急に変わってきて、私が連戦連勝でこうなってしまいました。普通なら、交友関係は切れます。しかしこの方は、置き碁の目数が増えることにはこだわりません。その時の勝負にはこだわります。だから全力を尽くしています。私はまさか勝てるとも思わないので、勝ち負けは考えないで、ただ正しい手を打つことに集中しています。「呉清源が上から見ていたら、良しといってくれるかな」という心境です。「必勝の心得を書いている手前、そうでなければならない」と自戒して打っています。
これだけ言うと、いかにも聖人君子のように聞こえるけれども、実は一つ実行できないことがあります。相手の模様を消すときに、深入りしすぎることです。「深入りはだめよ」と自分に言い聞かせながら、事に当たっては深入りをする。この自分を何とかできないか。これは、18歳のころ、笹田さんから木谷流を教えられた時、相手に囲うだけ囲わせてから、「ドカン」とやる、「50手目でも良い」と教えられたのが身についているのかもしれません。確かに、そのころの木谷先生の棋譜にはそんなのがありました。その後打ち方は変化されています。だから「深々と打ち込む」のはやめたほうが良いと思っています。
そう思いながら、突入していますが、意外にこれが下手に対しては効果があるようで、「悪手は正しくとがめられなければ、好手になる」という法則が、私の勝率に貢献しているのではないかと思ったりしています。

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