仁王尊体操で転倒被害防止を

お寺で仁王尊の姿を見る。この真似をする。それが健康に役立つうえに、転んだ時に、致命傷を負わないように防止してくれる能力を身に着けることになる。何のことを言っているのかと思うでしょう。あの像は何をしている姿ですか、仏法の守護神、お釈迦様のボデイーガードです。そうであるならば、格闘術の達人でなければなりません。
誰がモデルか。それはギリシャ神話のヘラクレスです。英語ではハキュリーズ、フランス語でエルキュールです。武術の神様、これがなぜ仏教にと思う章。アレクサンドロス大王の遠征で、中近東の征服地に駐留軍として残されたギリシャ人の軍団があり、その中で信仰されていた神様でした。約200年後、大乗仏教とギリシャ彫刻の技術が融合して、ガンダーラ美術が発生すると、ヘラクレスと仏教の融合が起きます。仁王像です。そういう有難い仏像だと思って、これが高齢化社会の救いの神だという意識を持って、以下の説明を聞いてほしいのです。
フィデル・カストロが70歳の時、段差のない床を歩いていて、パタンと倒れ、寝たきりになりました。彼は野球選手のキャリアがあるほどのスポーツマンでした。それでも、高齢者になって日々鍛えていないと、こうなるという実例でしょう。転倒を完全に防ぐことは不可能です。しかしその時の打撃を緩和することはできます。どうするか。手を使うしかありません。とっさの間に、手で体をかばうしかありません。ここに仁王尊体操の意味があるのです。
あの仏像を意識しながら、両手を胸の前で組み合わせます。指は軽く丸めておきます。右足を出すか、左足を引いて、右手を回転させながら右ひざの方向に振り下ろします。その時は手のひらを開き、指を伸ばし、指先から気合が出るように、「ア」という声を出します。声は腹から、凄味のある声にします。そうすると、一瞬小指から肘、肩にかけて、鉄のように固くなります。これで、こん棒、足による打撃を止めます。左手は、次の反撃に備えて、後ろに引きます。それは仁王像を見ればわかります。一、二で次の突きを左手でするか、一、二、三、四、五、と払いだけをするかはその場の気分でよいでしょう。
高齢者にとっての敵は倒れることですから、打つ必要はないとも言えます。これを人目につかないところで、五分といわず、一分でもしておきます。左右同数です。慣れてくると、小指から肘、肘から肩にかけての線が丸くなります。これが良いので、丸くなると、それだけ一か所にかかるだが気が少なくなり、骨折するはずのものが助かったりします。腕を振り下ろすときも、回転しながら止めることが重要で、これも骨折予防になります。ア、ウンの呼吸というのも、重要で、口を丸く開けて、息を最大限に履くことに意味があります。日頃そういうことをしないので、ここで呼吸法も体得しておきましょう。
ついでながら、ブッダも、連続すればア、ウンになるでしょう。決して偶然ではないのです。
これが慣れて黒と、転倒も怖くないような心境になります。まあ、腕にあざができるくらいかなと思うようになります。さっそく実行しましょう。誰も見ていない。五分以内です。慣れると、壁に向かって、倒れるようにして、ぶつかる寸前に小指の付け根で止めます。これも、壁があればどこでもちよいとできます。

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