背骨の後ろ反り

中高年になってから、いろいろと意識を持って努力してきました。その意識の原点は、いわゆる小乗仏教の原始経典・法句経にあるお釈迦様の言葉でした。
「己こそ己の寄る辺、己をおきて何の寄る辺ぞ、よく調練された己のみ、誠に良き寄る辺となる」
「己こそ己の寄る辺、商人が馬を車につなぐように、心を体につなげ」
このつなぐという言葉が、原語ではヨーガといいます。
とはいうものの、これだけでも随分多くの説明を必要とします。まず、小乗といってバカにしてはいけない。大乗経典は釈迦死後500年たってから成立し始めたもの、それまでの500年間には原始経典しか存在しなかったのです。だから釈迦の本心に最も接近することができるとみなければなりません。
次に商人が出てくると、俄然元気を失う人がいるでしょう。「要領ともうけを第一にする人間を模範にするとは」となるでしょう。しかしそうではありません。この商人とは、荷車に必需品を積んで、密林、草原、山岳地帯を通り抜けてくるものです。盗賊がいる。虎もいる。つまりは、シンドバットです。武術の達人でないと生き残れません。こういう人たちが、馬と車の一体化を図るというのです。
そのかなめになるのがヨーガというのだから、仏教とは釈迦が修して広めたヨガのことではないかと思うに至ったのです。さて、その現代のヨガの行者が言うには、いかに努力しても、背骨の後ろ反りの能力には限界があるというものでした。

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