歩き方ほど難しいものはない

正しい歩き方はどうするべきか。これは30代くらいからの研究課題でした。少年時代に、学校の先生からもいろいろといわれています。しかし、その中には、真っ正直に実行すると破滅的になるようなものもありました。それは「腹を突き出すように歩け」というものでした。「臍下丹田に力を込めて」というものもあります。
これとは別に、呼吸法でも、腹をいっぱいに前に膨らませて、思い切り吐き切るという指導があります。これも一つの方法ですが、こればかりしていると、また体調が悪くなります。呼吸法は二通りあって、もう一つはわき腹に空気を深く吸い込むもので、「逆腹式呼吸」といいます。この場合は空気をいっぱい吸い込んでも、腹を突き出すことにはなりません。さらにもう一つは胸式呼吸ですが、これは女性に多くて、男性には少ないので、これをしなさいという話にはなりません。
さて、腹を突き出せ、腹に力を込めて、こういわれたら、「もし実行しておかしくなったらやめておこう」と、あらかじめ考えておきましょう。常にこれをするのは危険です。臍下丹田に力を込めて、これは臍下丹田に気を静めて、というのが正しい。それにしても、いつもそうしなさいというのではありません。
腹を出して歩くのではなく、腹はやや引っ込めっるくらいの感覚で、腰を出すのです。ところが、腰を出せというと、腹を突き出します。ここが救いのないところです。それでもう一つ、太ももの付け根を前に出す気持ち、こういうとぴったり来ます。ここから歩く。
もう一つ、膝が常に曲がっているのは老化促進です。後ろ足は必ず一度は伸ばし切りましょう。そうすると「どたどた歩き」にはなりません。
前かがみ、亡霊のような歩き方にならないため、何回か後ろぞりをしましょう。枯れ木のような硬さではなく、竹のようなしなやかさを維持する、これが目標です。

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