辺の石を素早く生きる

囲碁必勝の心得を書いてから時間が経ちました。その後、別なブログに興味が移って、すっかり囲碁のことを忘れ、勉強もしなくなりました。もともと私はこんなのですから仕方がありません。アマチュアの特権だと思っています。
しかし、棋力は落ちていきます。年末、すでに8目置かせていた友人に3連敗、年始に7目になり1勝2敗、1月の淡碁会(東大同窓会)に出かけて行って、1勝1敗、これでは普通の人間と変わらないじゃないかと自問自答しました。もっとすごいはずだ。おかしい。特に、辺に放置していた石がとられそうになり、逃げ回った挙句取られてしまった。それも4目置かせていた格下の相手にです。「相手を下手だと思ったのだがなあ」という思いです。取りに来た時だけは、恐ろしく上手だった。「そうか、東大生なのだ。ここ一番というときに、日ごろ見せない力を発揮するのだ。だから受験の時もそうなる。小学校の先生が最後の5分間!といっておられた。この能力にしてやられたのだ」。こう反省しました。
その上に立って、「たくさん心得をかいたけれだも、全部忘れてしまった。碁を打つときには出てこない。何かこれだけはと、一つだけを実行するように努めようか」こう考えました。
そこで、「辺の石をとられた。これだけはないようにしよう」と思ったとたん、「生きた石と生きがたちの石は違う」と書いたことを思い出しました。「よしこれだ」、「4辺の石を完全に生きる。これを目標にする。もちろん、必要かつ十分な条件でだ」。
こうして、今度は鎌倉山囲碁クラブに出かけました。相手は、以前2連敗していた人、私が白持ちの人です。したてとはいえ、攻撃力がすごい。こういう人は苦手です。さて、対戦が始まり、「4辺をいきる」を何度も自分に言い聞かせて、さっと生きていきました。すると突然「ああ」というようなヒステリックな声を挙げました。「何もできないよ」とも言いました。私「へへ…生きたからな」と笑いました。この日2度とも、中押し勝ちになりました。「早生きを目指す」、心得を集約すると、こうなるかなと考えています。

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