囲碁の上達しすぎは、第4の認知症にご注意

「こうやって下手いじめをしておられると、頭の方は大丈夫ですから、碁はいいものですね」と、鎌倉山囲碁クラブでいわれました。それでいい気になっていたところ、「待てよ」と思うことがありました。
認知症に4種類あります。アルツハイマー型、レビ小体型、血管性型、前頭葉・側頭葉型,この順序で、物忘れ、幻覚・幻視、からだ不自由、で要約されますが、第4番目が厄介です。訳が分からないのです。ごく最近まで、認知症といえば、第3番目までが説明されていましたので、この4番目があるということすらはっきりと認知されることはなかったのです。
ところでこの第4番目が囲碁に深くかかわってきます。まず原因はというと、医学的には「不明」となります。故障するところはというと、前頭葉と側頭葉です。一時記憶と永久記憶についての機能です。
症状はというと、いろいろあります。突然怒る。空気が読めないというか、読まなくなる。それを反映してあたりかまわぬ大音声になる。並行して、難聴ではないかという感じになる。人柄が変わったように見える。しかし、常にというわけではない。対人関係や場所が変わると元通りになる。だから、それが症状であるかどうかもわからない。
碁の世界では、これに加えて、教え好きになる、教えることの押し売りをするようになる。とくに女性を教えたがる。負けたり負けかかると怒る。
私が鎌倉でこの十数年、碁を打ってきたところ、十数人この例を見てきました。中には、深刻な事態になったこともあります。何しろ立派な人たちに多いからです。全面的な信頼を置いている。その人がそうなると、こちらがわるいのかと、反省ばかりします。

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