囲碁と前頭葉、側頭葉型認知症との関係

前頭葉、側頭葉型認知症の特徴をまとめましょう。これは、これはお医者様の意見をまとめたものです。
認知症の7パーセントくらい、70歳前後までに発症、感情の抑制が不能になる、人格が変わる感じ、社会的ルールが守れない、他人に配慮がない、自分の思った通りに行動する、物忘れはない、単に性格が変わったとしか思われない、行動が異常、こだわりが強い、毎日決まったことをする、同じ言葉を言い続ける、空気が読めない、無表情、不機嫌、横柄、性的な気持ちが昂る、同じ道を歩き続ける、等々。
あなたのそばにこういう人はいませんか。私は数人見てきました。退職後、鎌倉の各地の碁会に参加してです。大体70前後が多いのです。何事か一仕事を成し遂げて、ここに家を構えて、と自信に満ちています。そこで碁会に参加して、最初は負ける。ショックを受ける。「俺は村中で一番」のはず、それが「なんだ、輝かないじゃないか」、ここで勉強を始める。師を求めてうろうろする。
これで成功する人、そこに危険が潜んでいます。実例を二つあげましょう。ともに、日比谷高校、東大卒、秀才をもって自任しています。一人は高段者、ある技芸にも優れていて名があります。もう一人は級位者からの始まりです。こちらの方は、日本棋院に行って免状を次々にとって来られました。共通点は、恐るべき努力家であることです。ともに、バスで乗り合わせた時、囲碁の問題集を持っていて、ひたすらそれを解いていました。その姿を見た時、私は受験勉強の時を思い出しました。「ひさしくこういうことはしていない」と驚きました。
級位者の方は、瞬く間に初段から4段に駆け上がりました。その直後、わたしに「5段になりたいのですが、5段と東大入試とではどちらが可能でしょうか」と聞きました。私は「それは五段でしょう」といいました。ただし、私の頭の中で、「あなたの頭が壊れない限りですがね」というコメント、これがぐるぐる回り、「やめておいた方がよいのでは、すでに奥さんを怒鳴りつけたということを聞きましたからね」というべきか、言わざるべきか、迷った挙句、瞬時に黙ることにしました。
それから半年過ぎると、急に難聴になり、機嫌が悪くなり、言葉使いが横柄になり、「人柄が変わった」という状態になりなした。もうひとりの人もそうなりました。
その他数人です。すべて優れた人たちです。たいへんな努力家です。急速に上達した人たちです。おそらく、その努力が頭脳の限界を超えたのではないでしょうか。つまり、脳細胞の超酷使のために壊したのではと想像します。高齢者の皆さん、努力は年相応にしましょう。
急速に上達した人、難聴になる、石を乱す、怒りっぽくなる、大声を出す、教えたがる、特に女性を、上手にかみつく、同じことを何度も言う、こういうことは危険信号です。

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